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Topics2015年

2015年10月19日

データヘルス計画の取り組みにあたって

日頃より沖電気工業健康保険組合の事業運営につきまして、皆様方のご理解とご協力をいただき有難うございます。改めまして厚くお礼申し上げます。

今年度から、厚生労働省主導のもと、全国の健康保険組合がデータヘルス計画を立案し実行することになり、当健保組合も11月から具体的な活動を開始することになりました。

データヘルス計画の主な目的は、医療費データや特定健診データを活用して保健事業を最適化し、加入者の皆様の健康増進・疾病予防・重症化予防に取り組んで「健康寿命の延伸」を目指すことです。これまでも当健保はさまざまな保健事業に取り組んでまいりましたが、従来の取り組みとの大きな違いは、データの分析結果に基づいて、加入者の皆様の健康リスクに応じた保健事業を必要な方に対して実施するということです。また、これらの取り組みのうち、被保険者の皆様に対して行う領域については、事業主と一緒になって推進することも求められています。事業主とともに行う保健事業のことを「コラボヘルス」と言い、これもデータヘルス計画を推進する上で重要な事項の一つになっています。

データヘルス計画は、健康維持増進と予防に重点を置いています。たとえば特定保健指導は、対象者に選ばれた方であっても、生活や仕事に支障が出るほどの症状がない人がほとんどだと思います。自覚症状がないからと言って何も手を打たないで今の生活を続けていると、いずれは生活習慣病を発症して、それがさらに進行すると取り返しのつかないことになる場合もありますので、今のうちから生活習慣を改善して健康な状態に戻っていただきたいと考えます。

このように、加入者の皆様にとっては、保健事業に参加すること=自分の健康の維持や予防のためになることですから、当健保より各種保健事業のご案内が届いた際には進んでご参加くださいますようお願いいたします。(事業主にとっては、従業員の皆様の健康維持増進のために保健事業を共同で推進することは、生産性を保ちながら医療費の増加を抑制し、健保組合の健全性を維持する効果も得られます。)

当健保に関わる全ての方にとって、データヘルス計画が良きものであるということをご理解いただき、今後展開するさまざまな保健事業に、是非積極的にご参加くださいますようお願いいたします。

沖電気工業健康保険組合 理事長 畠山俊也

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